原歌:
春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなく立たむ名こそ惜しけれ
作者は周防内侍こと[67]平仲子。後冷泉天皇から堀河天皇まで、4代の天皇に仕え、後冷泉天皇のときは掌侍となった。父の平棟仲は周防守を務めている。
上の歌は、月夜に人々が集まって離しているとき、「枕をかな(枕が欲しい)」と周防内侍が呟くと、「是を枕に」藤原忠家が御簾の下から腕を差し入れたので、その返答として詠まれたもの。
上述の藤原忠家の孫に[83]藤原俊成がいる。
原歌:
春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなく立たむ名こそ惜しけれ
作者は周防内侍こと[67]平仲子。後冷泉天皇から堀河天皇まで、4代の天皇に仕え、後冷泉天皇のときは掌侍となった。父の平棟仲は周防守を務めている。
上の歌は、月夜に人々が集まって離しているとき、「枕をかな(枕が欲しい)」と周防内侍が呟くと、「是を枕に」藤原忠家が御簾の下から腕を差し入れたので、その返答として詠まれたもの。
上述の藤原忠家の孫に[83]藤原俊成がいる。
常夏