原歌:
夜をこめて鳥のそら音ははかるとも世に逢坂の関はゆるさじ
作者は[62]清少納言。[42]清原元輔の娘。曾祖父に[36]清原深養父がいる。
上の歌は枕草子に見える。
一条天皇の中宮であり、[54]儀同三司母こと高階貴子の娘である藤原定子に仕えた。
[51]藤原実方と恋人であったという説もある。
また、上の歌を送った藤原行成は[50]藤原義孝の息子であり、[45]謙徳公こと藤原伊尹の孫に当たる。
前回の掲載から昨日までに、「33.光のどけき春の日に」への拍手をいただきました。ありがとうございます。