原歌:
あらざらむこの世のほかの思ひ出にいまひとたびのあふこともがな
作者は[56]和泉式部。父の大江雅致は式部丞であった。最初の夫は和泉守となった橘道貞。
上の歌は、「心地れいならず侍りけるころ、人のもとにつかはしける」とある。
娘に[60]小式部内侍がいる。
一説には、父の弟に大江匡衡がおり、その妻に[59]赤染衛門がいる。
一条天皇の中宮である藤原彰子に仕え、同僚に前述の[59]赤染衛門や、[57]紫式部、[61]伊勢大輔などがいた。
3月より、更新日を不定期に戻すこととした。公開のタイミングに拘りたい作品が多くなったので。
月2回という頻度は維持したいところのである。